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「しょせん廃墟じゃないのか」/ after all it is just ruin,isn't it?



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私は戦争を体験しています。
でも、あの戦争で一番感じたのは、
歴史というのは、しょせん廃墟じゃないのか、
ということだったんですよね。


-歴史家 立川昭二氏・朝日新聞より




戦後、焼け野原になった東京を見て、
半ば朽ちた形ではあったが残っていた奈良や京都の仏像を見て、
上記のように思ったそうだ。


一番壊れやすいと思われているものが残り、
一番頑丈だと言われているもの、
つまりコンクリートで固められた町が、一瞬にして跡形もなくなくなってしまう。







そして、今はどうだ。
都市開発という言葉で、木造建築物を消し、コンクリートのビルを作っている。
お気に入りだった銀座のおでんやが閉店してしまった。
家の近くの梅園はいつの間にか駐車場に変わっていた。

六本木も、銀座も渋谷も吉祥寺も横浜も、なんだかみんな
チープなプラスチックで作ったお菓子の景品みたいだ。

つまらない。


銀座に来ている観光客はいったいどんな気持ちで写真を撮っているのか、聞いてみたくなる。。。


老朽化している建築物を保存するより解体して建て直してしまう方が安いのはわかるけど、お金は使うべきところに使ってほしい。
節約できるところは他にあるのではないか。(日本の駅や電車内は明るすぎると思う。)








氏は最期にこう述べている

私がひかれているのは、
文明の勝利の歴史ではない、
いわば表に出てこない歴史です。
これをフーコは
「歴史の裏側の鈍い音」と言っている。




歴史上人物に尊敬を抱き、歴史に共感するにとどまらず、
そしてそれを、他人に主張することでもなく、
今自身の周りにいる人物の中にありがたいと思う人々がいて、
彼らの人生から何かを学ばせてもらえることがありがたく思う。
かといって、そうやって、学んだことを、他人に押し付けることなく
主張することでもなく、自然と伝わっていたらいいなと思う。
そうやって、何十年、何百年後の私にとって、歴史になるような出来事が積み上げていけたら結構いいんじゃないかと思う。



写真:枯葉と空
photo:a dead leaf and sky



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by kaoreek | 2008-10-28 02:48 | メモ/note
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