シュシュを作りました。
もう5年前か、欧州を旅していたときのこと。
冬のチェコの街を歩いていたら1件の手芸屋の前で足が止まった。
店に並んでいた毛糸達の色がとてもきれいだったから。
貧乏旅行だったのにもかかわらず毛糸を何個も衝動買いしてしまったな。
その後パリに移動して泊まったユースホステルは夕方まで部屋に入れなかった。
その日は寒いし、遠出はしたくなくて近所を散歩していた。
ふらっと立ち寄った教会がなんだか居心地がよく、そこでずっと編み物をした。
もちろん毛糸はチェコで買ったもの。
教会で編み物をしている黒い目の少女(じゃないか・・・)を、怪しい目で見る人はいなかった。
ただ放っておいてくれる。興味があるわけでもなく、ないわけでもなく。
「自由」
それを感じた。
高い天井のてっぺんから、差し込んでくる光がステンドガラスをすり抜けてやさしく床に反射していた。
それを見ていたらなんだか
「今はこれでいいんだ」
と思えた。
久しぶりに編み物をしながら、あの時の空気の温度がぐわーんと鼻の奥をついた。
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冬のアトリエはとても寒い。トイレの水は凍る始末・・・
そんなわけもあり、最近は家にいることが多いので、ミシンを使えず編み物をする時間が増えています。
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